携帯やWi-Fi機器から出ている電磁波が、体に良くないという噂はご存じですか? ちょっと前に、「携帯は耳にくっつけて話すから、電磁波が脳によくない」というような話があったと思います。

最近では、ズボンのポケットに入れた携帯が、男子の睾丸(精巣)に良くないという話が出てきているようです。

ヒャー、これは一大事! 知らないうちに種無しにでもなったら大変ダァー。

というわけで今回は、電磁波をシャットアウトする、それでいて見た目お洒落な、ドイツ製のパンツをご紹介したいと思います。

最初に安心していただきたいのですが、電磁波が体に悪いとは、まだ科学的に解明されたわけではありません。「悪い」と言う科学者もいれば、「悪くない」と言う科学者もいるのです。

ただ、イスラエル工科大学が最近おこなった調査によると、どうも精巣や精子に影響があるらしい。

どうしてそれが分かったかというと、研究者たちは携帯のヘビーユーザー男性とそうでない男性の精液を採取して、精子を比べました。すると、ヘビーユーザーの精子は明らかに元気がなく(運動率が低い)、精子の数も少なかった(濃度が低い)そうです。

強い電磁波といえば、電子レンジが思い浮かびます。電子レンジの場合、外側に電磁波が漏れないようになっていますが、内側に強い電磁波を出して食物を温めます。携帯から出ている電磁波は、言ってみれば、これの超弱いものなのですね。

それはあまりに弱いので、例え人間の体にあたっても細胞やDNAを壊すことはありませんが、ほんの少しだけ(0.2度)温度を上げるそうなのです。そして精巣(睾丸)はといえば、熱に弱いことで有名。(そのために睾丸は体の外にぶら下がっているし、おたふく風邪などで高熱が続くと無精子症になってしまうこともある)

精子を調べた前述の研究者たちは、携帯をいつもズボンのポケットに入れている男子たちの精巣を心配しています。

そんな不安を解消するために誕生したのがこのパンツ、「kronjuwelen(クロンユビーレン)」。作ったのは、男の2つの宝石を守りたいと願う、30代のドイツ人男性4人組です(下の写真)。

クロンユビーレンという名称は、ドイツ語で「王冠の宝石」(英語ではcrown Jewels)。最も貴重なもの、という意味の慣用句です。子孫を残すための精巣(睾丸)は、まさに貴重な2つの宝石ですね。

画像出典:KICKSTARTER/Kronjuwelen

では、どのようにして電磁波をシャットアウトするのか? その秘密は、布地に折り込まれた銀の繊維にあります。

電子レンジの扉に網目があることでも分かるように、電磁波というのは、金属(あるいは金属メッキ)のメッシュで遮断できます。つまり、銀の繊維を混ぜて織った布地はシールドメッシュになる。「kronjuwelen(クロンユビーレン)」は、その布地で作られているのです。

ちなみに銀でなくても、銅でもニッケルでも電磁波は遮断できますが、靴下のなどにも使われる銀繊維は金属アレルギーになりにくく、抗菌・防臭効果もあるのでパンツにも最適。

「kronjuwelen(クロンユビーレン)」の電磁波遮断率は97%(軍用科学などを研究しているドイツ連邦軍大学による検査値)。実際に購入したユーザーからは「携帯をこれで包むと圏外表示になった」という報告があります。

このパンツを開発した4人組は、ミュンヘン・ビジネススクールの同窓生。友人が不妊で悩んでいたことから、電磁波の精子への影響に興味を持ったのが事の始まりだったそう

4人ともモロに文系で、電磁波や細胞のことについてはまったくの素人。しかし、素人だからこそ、こんなお洒落なパンツが出来上がったと言えるでしょう。

彼らがこだわったのは、電磁波を防ぐ機能性に加え、「僕たちのような30代が穿きたくなるようなデザインと、穿き心地の良さ」だったとのこと。「セーフ+セクシー」をコンセプトに、ドイツのテキスタイルメーカーとコラボしてデザインしたそうです。

画像出典:KICKSTARTER/Kronjuwelen

素材はポリエステル58%、ナイロン(ポリアミド)20%、銀22%。洗濯機洗い可。ユーザーレビューによると肌触りが抜群であるとのこと。色違いバージョン(下)もあります。これだけお洒落で、しかも安心が得られるとなれば、願ったり叶ったりではないでしょうか。

画像出典:facebook/Kronjuwelen

フリパンライター

稲垣 恒太郎

猫のような好奇心を持つフリーライター。特に、流行っていないものが好き。クラシック音楽が趣味。ウラジミール・ホロヴィッツの大ファン。20代まではブリーフ派だったが、現在はトランクス派に転向。

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