今回のフリパンラボは、男性向けランジェリーを販売するオーストラリアのショップをご紹介します。

男性向けランジェリー、と言っても、女装趣味の人専門のお店ではありません。地球上の全ての男性に向けた男性のためのランジェリーを、開発・販売しているお店なのです。

女性の下着に比べて男性の下着はバラエティがなさすぎる——そう考えたオーストラリアのカップル、ブレント・クラウスさんとララ・クラウスさんが設立したのが、今回ご紹介する男性向けランジェリーショップ「オム・ミステア(HommeMystere)」。

この「オム・ミステア」では、女性用下着のすべすべした肌触りや、フリルや刺繍といった装飾をふんだんに取り入れて、男性用のランジェリーを開発。全ての商品が男性サイズで、男性の体型にフィットするように作られているのが大きな特徴です。

言葉で説明するよりも、百聞は一見にしかず。さっそく、どんなものなのかを見てみましょう。

画像出典:HommeMystere

上の写真は、比較的ベーシックなタイプの「シア・パンティ・ブリーフ(Sheer Panty Brief)という商品。ブラックの生地は独自開発のマイクロファイバー製のネットになっており、身体にピタリとフィット。極薄なので肌が透けて見えるそうです。ピンクのレースのアクセントが可愛いですね。

画像出典:HommeMystere

画像出典:HommeMystere

こちらは肌触りのいいサテン生地を使った「スター・サテン・パンティ(Star Satin Panty)」。艶やかな光沢と、スムーズな肌触りが魅力です。サテンはあまり伸び縮みしない生地なので、サイド部分は伸縮ベルトになっています。

画像出典:HommeMystere

普通のボクサーブリーフと同じに見えるこれは、「ピンストライプ・ボーイショート(Pinstripe Boyshort)」。特別に普通っぽくデザインしてあるそうです。ソフトな肌触りのマイクロファイバー生地を使用。

さて、ここまでは比較的おとなしいデザインものを紹介しましたが、実は、もっとあでやかなパンツがいっぱいあります。例えば、このお店で一番売れているピンクの「ローズ・パンティ(Rose Panty)」。

画像出典:HommeMystere

女性用パンティと同じお洒落感がありながら、前の部分にはちゃんと男性用の余裕が取ってあります。ポリアミドナイロン84%、スパンデックス14%という生地の感触の良さも人気の秘密だとか。

もう1つの売れ筋は、シックなレースづかいが粋な「チャイナ・ドール・パンティ(China Doll Panty)」。

画像出典:HommeMystere

黒薔薇のレース模様が小粋じゃありませんか。写真からも分かるように、フロント部はレースと本体生地の2枚重ねに。本体生地は伸縮性の高いストレッチ素材です。

さて、レースのパンツがあるならフリルつきだって……と期待したら、やはりありました。

画像出典:HommeMystere

「フリル・Gストリング(Frill G String)」です。その名の通り、股の部分がひもになっているGストリングタイプ。後ろから見ると……

画像出典:HommeMystere

こんなふうです。こちらの方がセクシーで素敵かも。

サイトの説明によれば、「驚くほどフィットして、歩いても座ってもずれることがない」そうです。

ちなみに「オム・ミステア」では、パンツだけでなく、男性用のブラやガーター、ベビードールなども販売しています。ブラは男性の胸の形に合わせて設計されたもので、どちらかと言えば胸当てと言った方が近いかもしれません。

画像出典:HommeMystere

「オム・ミステア」が開店したのは2008年。当時は地元の小さなお店でしたが、じわじわと注文が増えきたため、今年3月にネットショップを開店。すると、世界30カ国から注文が殺到したとのことです。

注文客は主に「40代の既婚男性。高級な服を好み、下着にもこだわりを持っているが、そうした高級志向を他人に見せびらかすことのない人たち」だそう。こうした人たちは、ずっと以前から、女性下着の良さを盛り込んだパンツを望んでいたのかもしれません。そして今は、それもすぐ手に入る。

いよいよパンツも、クロスジェンダーの時代に突入したようです。

フリパンライター

稲垣 恒太郎

猫のような好奇心を持つフリーライター。特に、流行っていないものが好き。クラシック音楽が趣味。ウラジミール・ホロヴィッツの大ファン。20代まではブリーフ派だったが、現在はトランクス派に転向。

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