この3月12日(木)でフリパンがリニューアルして1周年となりました!この1年を振り返りますと、読者のみなさん、取材先の方々、多くの企業さまに大変お世話になりました。本当に感謝しています!

今日は1周年を記念して「フリパン」とはどういうものなのか、その名前やサービスの由来などを少し掘り下げて振り返ってみたいと思います。

今回はフリパンというサービス名の商標登録に尽力していただいた弁理士の木戸基文氏から、商標や特許申請を通しての「リニューアル1周年記念フリパン誕生秘話」についてお話を伺いました。

筆者:今回はありがとうございました。ところで…木戸先生、木戸弁理士先生、木戸さん、木戸氏…どうお呼びしたらよろしいでしょうか?

木戸氏:キドベンでいいですよ!講演会でも親しみやすいようにそう呼んでもらっています!

筆者:おぉ!ではキドベンで統一させていただきます!

キドベン:はい、よろしくお願いします。

筆者:では、早速ですが弁理士とはどういったお仕事なのか伺ってもよろしいでしょうか?

キドベン:はい。簡単に言うと、企業や個人の持つ技術やアイディアを権利として形にしていく仕事です。

筆者:アイディアを形に…ですか?

キドベン:たとえば、これまでにない画期的なお好み焼きの技術があるとします。それって誰にも真似されずに商売をしていきたいですよね。そこで、その技術に対して「特許」をとるわけです。さらに、販売するにあたって他にはない名前をつけたいですよね。たとえば「お好みボンバー」みたいにつけたとして、それは特許とは別に「商標」として申請する必要があります。

筆者:なるほど、つまり企業や個人が持つ独自のものを特許や商標として権利化して守れるようにする…というお仕事なんですかね?

キドベン:簡単に言うとそういうことになります!ビジネスに繋がるアイディアや技術を私たちが権利化し、知的財産として守るお手伝いをするということですね。

筆者:では、フリパンが持つ知的財産というのは何があるのでしょうか?

キドベン:まさしく「フリパン」という名前が商標登録されています。

キドベン:フリパンという名前と何をやるか、というのが登録されるわけですね。

筆者:おぉ~なるほど。登録されることでもう他の企業や個人は「フリパン」という名前を使えないということですよね?

キドベン:そういうことになりますね。その代わり、「タダパン」だと名前が違いますから使えることになります。ですがフリパンの場合は特許も申請していますから…「広告業としての男性用ボクサーパンツの配布」は他ではできないわけです。

筆者:おぉ~名前もサービスも守られている感じがしますね!

筆者:ちなみに…パンツ以外、たとえばTシャツなんかはできちゃうわけですよね?「タダT」にしてTシャツに広告を載せて無料配布…など。

キドベン:できますね。ではなぜ、フリパンではTシャツの権利をとっておかなかったのか…という点ですが、フリパンさんとお話をしていて「パンツだからこそユニーク。だからパンツのみでいきたい」という結論に至りました。

筆者:なるほど…商標や特許の申請をお願いする場合、「どういうものを権利化するか」といったようなミーティングが必要になるんでしょうか?

キドベン:フリパンの場合は、ただ権利を守るというよりかは「一緒に形にする」ということが必要でした。

筆者:一緒に形にする…それはどういうことでしょうか?

キドベン:たとえば、大企業の場合はすでに商品もできていて、サービスの方向も決まっていて、単に「知的財産を守りたい」というご依頼が多いんです。つまり、企業側で基本は完結しているんですよね。

筆者:権利関係だけお願いします、ということですね。

キドベン:そうです。でもフリパンの場合は、「こういうアイディアがあるんですけど…」という感じで話が来たんです。つまり、まだ形にはなっていないけど…権利化するにはどうしたらいいですか?ということですね。

筆者:そうなってくると、権利を守るというのとはまた違ってくるような…

キドベン:でも実はけっこう多いんですよ。中小企業の場合、まずアイディアがあって、その先は一緒に作っていくということが多いんです。何度もミーティングを重ねて、クライアントも私も「これだ!」という方向性・形が生まれていくんですね。 そうしたやりとりこそが、私が感じている弁理士という仕事の醍醐味だと思っています。権利をただ守るのではなく、アイディアを形にしたり、より魅力的にしたりするお手伝いができる、これって本当に素晴らしいことだと思います!

筆者:なるほど…今回の場合は私たちと二人三脚で「フリパン」という名前とサービスを作っていってくれた、ということなんですね!

筆者:アイディアを形にするという流れをフリパンを例にして、もう少し詳しく教えていただいてもよろしいでしょうか?

キドベン:はい。まず特許の話になりますが、大前提として「新しくなければいけない」ということがあります。それをクリアして始めて前に進めるんですね。ただ、今回の場合は「絵が描かれているパンツ」ということ自体は珍しいことではありませんよね。

筆者:確かに、柄が入っているのなんて普通ですよね。

キドベン:そうなんですよ。でもそこで終わったら話が前に進みませんよね。そこからが弁理士としての腕の見せどころであり醍醐味なんです。
フリパンさんと何度もミーティングしていってですね…
(以下、キドベンの話をまとめさせていただきました)

・フリパンが形になるまでの流れ

パンツに絵(柄)が描かれている ⇒ 珍しくないじゃん

パンツに広告が掲載されている ⇒ それって企業コラボでの販売?

パンツの販売ではなく、無料配布である ⇒ 他はやっていないかも?

お金は広告主からのみもらう ⇒ 絶対に他でやってないね!(特許になるアイディア)

パンツをタダで配るから、フリーパンツ「フリパン」で行こう!(商標となる名前)

筆者:なるほど!アイディアがどんどん形になってきていますね!

キドベン:このようにクライアント、今回はフリパンさんとお話をして詰めていき「何をしたいのか」「どのように展開したいのか」といったビジネスの方向性を聞き出していくことでアイディアを形にしていきました。

筆者:そういうことだったんですね!そして最後に「フリパン」という名前が出来上がっていく…ということですね。

キドベン:特許によってアイディアの権利を、商標によって看板となる名前の権利をミーティングによって形にして作り上げていったということになります。

筆者:フリパンが出来上がり、こうしてリニューアル1周年を迎えられたのもキドベンさんとの二人三脚があったからこそ、ということがわかりました!ありがとうございます!

キドベン:こちらこそ、ありがとうございます!

フリパンリニューアル1周年企画として今回は「リニューアル1周年記念フリパン誕生秘話」をキドベンさんに伺いました。当たり前のように使っているサイト名、皆さんに提供しているパンツプレゼントサービスですが、実は商標や特許によって守られているということがわかりました。アイディアを形にする流れなども非常に興味深く、弁理士という仕事の奥深さや魅力などもお伺いできて本当に面白かったです。

筆者:最後に、フリパンユーザーに向けて何か一言お願いします!

キドベン:あなたの発した一言、思いついたアイディアをまずは形にしていきましょう!あなたの想いを形にすれば、それは知的財産になり、共感する人が現れ、サポートしてくれる仲間が必ず現れますよ!

筆者:キドベン、ありがとうございました!


キドベン公式ブログページ
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キドベン公式Facebookページ
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フリパンライター

麹町敏郎

WEB媒体を中心にフラフラしている適当ライター。数年前から「フリパンってなんだ?」と興味を持ってたんですが、ひょんなことから中の人になっちゃった!なんてこった!
心癒される話から、キワモノ系までみなさんの心をくすぐるような記事をご提供できればと思います。

ブログはこちら:http://kohjimachi.com/

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