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世界のパパママはどんなトイレトレーニングをしているの? -世界のオムツばなれ事情 中国編-

オムツばなれトレーニングは、世界中どこへ行っても赤ちゃんがオムツを履いている限り生じるもの。

日本のオムツばなれの平均年齢は3歳くらい。一説によるとアメリカでは平均して女の子は2歳半、男の子は3歳くらいにオムツばなれをしているというから、少なくとも日本と大体事情は同じなのかもしれません。

トコロ変われば事情も変わる。気候や文化によって違う世界のオムツばなれ事情にシリーズで迫っていこうと思います。
第1回目となる今回は、お隣中国のオムツばなれをご紹介します。

オムツばなれは1歳から!?中国のオムツばなれとお尻丸出しルックの深ーい関係。

画像出典:Wikipedia (http://de.wikipedia.org/wiki/Windel)

日本のオムツは超優秀!オムツかぶれも少なくおしっこしているかどうかが脱がずに目で見て分かる「おしっこサイン」がついているなどの高機能。お隣中国でも、富裕層のママたちにとって日本のオムツは大人気。

ところで、中国の赤ちゃんたちのオムツばなれが日本と比べて意外に早いって知っていましたか?
一説によると、大体1歳半くらいとも言われています!
今回はその謎に迫ってみました。

早熟オムツばなれのヒミツはお尻丸出しパンツにあった?!

中国に行くとたまに目にするこのお尻丸出しルック。見たことがあるという方もいるのでは?何を隠そう私自身も中国で幾度となくこの姿を見かけて「どういうことなんだろう…でも、可愛いなあ」と眺めていました。

そこで、ちょっと調べてみたところ、このパンツの名前はズバリ「開襠褌(カイタンク)」。
下にはオムツもパンツもはかずにパッカリとお尻が丸見えのこのベビー服。冬でも履いている姿を目にすることが出来ます。

こちらは、実際に私が2012年上海で見た光景。

写真撮影:Onai Uiko

わかりますか?拡大してみるとこんな感じ。

冬に撮影したのと、お母さんらしき人の手が入っているのでお尻の割れ目ははっきりとはしていませんが、白いシャツから下、お尻が丸出しになっています。ちなみに、隣のお店では色とりどりのお尻丸出し服「開襠褌」が売られていました。

どうしてこんな形なのかというと、いざ赤ちゃんがおしっこをしたくなったら、どこでもその場でしゃがめて用を足せるから!
日本では考えにくい発想ですが、合理的と言えば合理的…ですよね?実際、通気性は見ての通り抜群なのでオムツかぶれもありませんし、これを履かされていればオムツばなれが早くなるのは当然なのかも。
万が一失敗しても、洗うのはズボンくらいで済みますし、赤ちゃんはおしっこをしたくなったそのときに出来るのでトイレまで行く必要がありません。

現地からの声を聞いてみました!

ではこのお尻丸出しパンツ「開襠褌(カイタンク)」なるもの、どのくらい中国ではポピュラーなのでしょうか?
実際に生の声を聞いてみよう!ということで現在中国・深圳に住むHさんに実情を聞いてみた。

Hさんは8年前に中国留学経験もあり、ここ数年の中国の変化を実際に生で見てきた方。何か分かるかもしれません。
まずは、「お尻丸出しルックってよく見かけます?」と聞いてみたところ

Hさん:「最近でこそ少なくなってきた印象もあるけど、目にする頻度は高いよ。普通のズボンを履いている子も多いけれど、おしり丸出しパンツでもそうでなくても外でおしっこさせる習慣はまだ根強い感じかな。」

え…ちょっと待ってください!お尻丸出しなのは良いとして、どこでもおしっこできるのは道端でするためだったんですか?しかも街中で?

Hさん:「そうそう!街中の植木とか道路とかで子ども抱えてお母さん達がよくおしっこさせているよ。」

これは…なんともはや。想像以上の合理主義、いやたくましい国(?)中国!ノーパンのちびっ子が多いと言うことなのでしょうか。さらにびっくり話は続きます。

Hさん:「昔見たなかで一番衝撃的だったことは、大連のショッピングモールの外階段の一番上からのトイレシーン。下にいる人にかかるとか思わないのかなぁって。笑」

それって、衛生的にちょっと嫌ですよねぇ。確かに私も何度か仕事やプライベートで中国に行っていますが、道端でおしっこシーンはあまり見たことがなかったからなあ…。でも、それって公共マナー的にも中国では道端の放尿がOKということですよね?

Hさん:「今は、中国国内でも植木でおしっこなんて!という批判的な声があがるようになってきているし、衛生面に対する意識は変わってきたのかも。でも、私が聞いた人から言わせると、外でのおしっこは掃除する人の雇用を生んでいるんだっていう意識もあるみたいで、まだまだ途上かな。こういう考え・文化は“随地大小便”と言って、中国独特の文化なんだと思う。」

ほぅ。そうなのですね…。なんだか雇用創出とまで言われてしまうとこれが中国の感覚なのかな?なんて思わず納得してしまいそうになります。
そうそう、話がそれてしまいましたが、紙おむつをしている子どもは少ないんですか?

Hさん:「そうねー、最近は昔に比べてずいぶん紙おむつをしている子をよく見かけるようになったよ。でも、お尻ぱっくりスタイルはオムツをしていようが、していなかろうが健在。あ、あのコはオムツしている。あのコはオムツしてないってバレバレだよ。笑」

なるほど… 。どうやら、お尻丸出しパンツがオムツばなれというか、オムツがなくてもOKな社会的習慣を象徴するものなのは確かなよう。日本では真似したくても出来ない習慣で、ある意味羨ましい気もしてきました。

ちなみに、中国では1歳半くらいでオムツがとれるのが一般的。それでも以前は平均1歳くらいが普通で、オムツばなれの年齢も上がってきたそうです。
そもそも、紙オムツは高価なもの。そのため、離乳期には布オムツに切り替える人も多いのだとか。布オムツを使っていても、働く両親の代わりに布オムツ洗いをはじめとした子どもの世話をおじいちゃん、おばあちゃんがいるので成り立っていることでもあるそう。

Hさん:「私が住んでいる深圳は、最近物価も上がってきて日本以上。香港の方が物価も安くて品質のいい日本製の紙オムツが割安で買えるから、こぞって中国の人は買いに行っているみたいだよ。香港の人からはひんしゅくを買っているみたいだけど…」

なるほど!どうやら、紙オムツへのニーズや憧れは高いけれど、そもそも手に入れることが金銭的、物流網的に難しい状況にある模様。それに加えて、お尻丸出し文化や家族のあり方がオムツばなれの平均年齢1歳半という状況として現れているのかもしれません。

思い返せば、数年前に西安で私がお世話になった社長の息子さん(当時3歳)も、既にバッチリパンツスタイル。トイレに行くときはしっかり「トイレ!」と主張も出来、オムツはしていませんでした。

西安の3歳児。しっかりオムツばなれ完了済みです。
写真撮影:Onai Uiko

結論:中国の子ども達のお尻丸出しルックは残すべき文化、かもしれない!

ここからは私の勝手な主張ではありますが、色々と中国のおむつ事情を探る中で見えてきたこと。それは、ある意味中国の子ども達はどこでもおしっこが出来て、使い捨てオムツの力を頼ることなく生きられているたくましくもあり、エコな子ども達なのかもしれません。

紙おむつが今のように発達しているからこそ、人間の「トイレにいくタイミングをコントロールする」力が衰えてしまっているとも言えるのでは。とはいえ、経済成長が進展する中国において、こうしたお尻丸出しルックが見られなくなるのも近い将来のことかも知れません。それはそれで、良いことなのかもしれない一方で、少しさみしく感じるのは私だけでしょうか?

オムツばなれ以前に、オムツをしないという選択肢もアリに思えてきてしまうお話でした。
(とはいえ、くれぐれも日本にお住まいの良識ある方は、真似をしないでくださいね!)

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